こんにちは!4年間労働組合役員として活動していたサラリーマン、きいろです。
労働組合の役員をしている方で「そろそろ辞めたいなー」「できれば円満に辞めたいなー」と思っている方おられますか?
僕も実はつい先日まで同じような思いをしていました。
独身の時は仕事と組合とプライベートをうまく両立できていました。
しかし結婚を経て、子育てが始まってからは、もう少しプライベートに時間を割きたいなと感じるようになりました。
委員長として本気で組合に取り組む中で、辞めるための準備を入念に行った結果、円満に辞めることができました。
僕と同じようにハッキリと断るのが苦手な方は同じ方法で労働組合役員を辞めるのが良いのではないかと思います。
辞めると伝えることを極力少なくするために大切なことは、
辞めるキャラ作りです。
辞めるしか方法が無いような状況を自分で作っていくのです。
僕はこの4つの方法全てを使いました。
- 家庭の事情を使う
- 会社内で転勤を希望する
- 年齢制限を使う
- 一番上に立つ
どれか一つでも参考になると幸いです。
家庭の事情を使う
家庭の事情があって組合役員を辞めたい時はしっかり伝えておきましょう。
僕が組合役員を辞めたいと思った一番の理由は「子育ての時間をもっと確保したい」でした。
ここで大切なのはいきなり言い始めるのではなく、徐々に家庭を大事にしたいキャラを作っておくことです。
例えば、家庭を大事にしたいと言いながら、仲間とよく飲みに行ってる場合だと、あまり説得力はありませんよね?
そこまで見られてないんじゃない?と思うかもしれませんが、会社の人と出かけたりするのを少なくするとイメージは徐々に変わっていきます。
そして、子どもが熱を出したなど休まないといけない場合は無理して行事に参加せずに休みましょう。
僕も委員長時代に子どもの出産と熱を出した時に主催行事を休みました。
主催行事であっても準備を入念に行っていれば、委員長が不在でも行事はうまく進むものです。笑
家庭の事情があるのだと分かってもらえれば、いざ「辞める」と言い出しても、他の役員から辞めざるを得ないと感じてもらうことができます。
会社内で転勤を希望する
転勤して自動的に役員を辞めることができるのであれば、転勤を希望するのも一つの手です。
僕も実際に転勤を希望し、役員を辞めざるを得ない状況を作り上げました。
役員を辞めるために転勤を希望した理由は「子育て」だけでは辞める動機としては弱いためです。
家庭の事情だけで辞めようとすると、どうしてもこのような言葉を返されるのではないでしょうか?
みんな子育てをしながらやってるよ。
僕の場合、青年部を管理するグループの上司が独身だったので、この言葉を言われず助かりました。笑
しかし、子育てしながら役員をやっている方に同じフレーズを言われるケースは想定できます。
「子育て」だけでは両立されている先輩役員が多いのが現状です。
家庭の事情のケースにもよりますが、家庭の事情以外にも辞める理由を作っておくことが円満に辞めるためには必要です。
転勤を希望する際に注意しないといけないのは通勤時間です。
通勤が遠くなりすぎてしまうと、結局自分のやりたいことができる時間を確保できなくなってしまいます。
僕の場合は電車通勤で30分くらい遠くなっただけなので、あまり苦になりません。
むしろ、読書など自分が自由に使える時間が増えました。笑
通勤時間は天秤にかける必要があります。
組合に割く時間と通勤時間、天秤にかけてそれほど負担がかからないのであれば希望してみるのも手でしょう。
年齢制限を使う
青年部といった年齢制限のあるグループに所属しているのであれば、年齢制限を使わない手はないでしょう。
僕は何も考えずに青年部の役員になりましたが、それが結果的によかったです。
転勤の希望が通らなければ、年齢制限を使って辞めるつもりでした。
青年部のような年齢制限のある組合のグループがあれば、そこの役員に加入することをオススメします。
続けたいと思うのであれば年齢制限のないグループに移行すればいいので、途中で続けるか・辞めるかを選ぶタイミングがあるのは絶対にいいです。
年齢制限がある組織の役員をされているのであれば、黙って待つ。
年齢制限のない組織への誘いが来たときだけ、断る。
という作戦をとっても良いと思います。
やると言ったことを辞める際に断ることと、新たに加入する際に断るのでは、断りづらさが違いますよね。
一番上に立つ
意外にも効果的なのは「一番上に立つこと」です。
つまり委員長になるというのが辞めざるを得ない状況を作る方法の一つです。
これは、身を持って実感したことですが、一番上に立つことで引き留めようとする人が確実に減ります。
僕の場合、部下から引き留められることは、ほとんどありませんでした。
上の決断に下が引き留めてくることは、まずないからです。
青年部を管理するグループの委員長に少し引き留められたくらいです。
むしろ、後任の青年部委員長をどうするか?という話の方がメインでした。
後任人事も、青年部のなかでは「次の委員長やりましょうか?」と言ってくれる部下もいたので、そこまで困りませんでした。
仕事と家庭を両立するしながら組合活動をやっている姿を示しておけば、部下の中でも困っている先輩を助けないといけないと思う人が出てくるはずです。
僕が委員長を引き継いだ時も先輩の代わりにならなければ!という気持ちになりましたし、自分も部下のその気持ちに助けられました。
逆転の発想で、委員長になって辞めるというのはオススメできる手段の一つです。
委員長は辞めるための手段だけでなく、
経験値も考えるとメリットがあります。
組合役員をやるなら委員長を経験するほうが絶対にいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕が組合役員を辞めるために取った方法すべてをお伝えさせていただきました。
辞めるために使った方法は4つです。
- 家庭の事情を使う
- いきなり言い出すのではなく、キャラ作りを大切に
- 会社内で転勤を希望する
- 通勤時間等も考慮する
- 年齢制限を使う
- 年齢制限のある組織であれば、待つのもアリ
- 一番上に立つ
- 委員長は引き留められない
例えハッキリと「辞めます!」と言うのが苦手な方でも準備さえすれば、円満に辞めることが可能です。
独身の頃はやる気マンマンだったのに、結婚・子どもが産まれてから組合に対する意欲が下がっていった僕でも円満に辞めることができたので、絶対に辞めれます。
どれか一つでも参考になると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!