こんにちは!
労働組合の青年部で委員長として活動していた、
きいろです。
労働組合の役職っていろんなものがありますよね。
委員長、副委員長、書記長、執行委員など。
細かく担当等を分けると、
もっといろんな役職があるかと思います。
「委員長は大変そう…」
「従ってるだけなら平社員的な執行委員がいいかな?」
いろんな考えがあるかと思います。
僕もいろんな役職を経験しました。
上記の中では書記長以外すべて経験しています。
それぞれ楽しさがありましたが
(副委員長の時は委員長を盾にして、やりたい放題している感が強かった笑)
結論として委員長一択だと感じました。
どんな小さな組織であっても絶対委員長がいい!
と僕は考えています。
経験値を考えたら、そらそうやろ。
と思われるかもしれませんが、
実は経験値だけではありません。
多方面でメリットを享受することができるんです。
僕がメリットだと感じたの以下の4点です。
- マネジメントが学べる
- 人前で喋る機会が増える
- 会社側にも注目される
- 実は辞めやすい
詳しく説明していきます。
マネジメントが学べる
委員長になると任期中は
なにがなんでも組織を
まとめないといけません。
青年部であれば、
20代から一組織のリーダーとして
活動することができます。
別に仕事でも、そのうち
リーダーなんてなれるちゃうん?
と思うかもしれませんが、
仕事と労働組合では
決定的に違うことが2つあります。
それは、
- 賃金がほぼ発生しない
- 仕事とプライベートの隙間時間に活動する
ということです。
賃金が発生しない
お金を使わずに人に動いてもらう。
なかなかの難題です。
活動費といった形で活動に参加する毎に
1000円程度貰えるかもしれませんが、
時給換算すると全然割に合いません。
お金をもらっていながらも
ヤル気のない社員もいるような世の中で、
お金もほとんど出ずに働いてもらうのです。
なかなか強烈です。
マネジメント力がなければ、
人が離れていってしまいます。
だからこそ、仕事以上にマネジメント力が
身につくと考えています。
僕も委員長をしながら職場内のリーダーとして
業務していましたが、委員長の経験はとても役立ちました。
仕事の振り方は変わったと思います。
やっているのと、いないのとでは違うと実感できました。
仕事とプライベートの隙間時間に活動する
専従ならともかく、非専従だと
皆が仕事の合間に活動することになります。
あまり同じ部下に任せすぎても、
負担が大きくなりすぎます。
仕事の状況、子育てなどの状況なども
考慮してあげないといけません。
皆が全力で取り組むのではないので、
できる範囲で活動してもらえるように
工夫していかなくてはなりません。
そんな状況を上手くまとめていく必要があります。
マネジメント力向上には、もってこいのフィールドです。
個人的には組合活動で部下同士に
平等を求めないことが大切だと考えています。
人前で喋る機会が増える
「発信力」を鍛えたい!と思っている方は
多いのではないでしょうか?
実は、僕もそのひとりです。
「人前で話すのに慣れたい!」と
思っていたこともあって、
委員長に立候補しました。
これについては、予想通り。
人前で話す、挨拶するといった
機会を多くいただけました。
普段からプレゼンを仕事で
やっているわけではないので、
あまり技術を伝えることはできません。笑
しかし、
- 自分が人前で話しているところを動画で取る
- 自分で確認して次の機会に活かす
といったように、工夫次第で上達するチャンスがあります。
自分自身でフィードバックをするには、
場数を増やさないといけません。
場数を増やす機会は委員長になることで
十分増やすことができます。
会社側にも注目される
どんな小さな組合組織でも、
どの社員が役員をしているか
会社側も把握しています。
特に委員長となると、幹部によっては
顔と名前までしっかり把握されている方もおられます。
これは、組合の委員長が現場のリーダーだという
会社側の認識があるからです。
組合役員をするメリットの
記事でもお伝えしましたが、
会社側は労働組合のことを
「目の上のたんこぶ」だとは思っていません。
現場の意見を吸い上げて、
よりよい会社経営をしたい!
と考えている幹部もおられます。
(あくまで僕の肌感覚ですが、組合について悪く思っている幹部は少ないように感じました。)
労働組合と協力してもっと会社を良くしていこう!
と思っている幹部は、委員長に期待しています。
良くも悪くも注目される立場になります。
しかし、ここはチャンスが回ってきているのだと捉えましょう。
会社の状況や運にも左右されますが、
チャンスが回ってこないということも
会社員生活で経験することはあるでしょう。
チャンスを自分に回す手札の一つとして、
委員長という役職は僕はアリではないかと考えています。
実は辞めやすい
委員長になってしまったら、
ずっと続けないといけないじゃないのか?
と思うかもしれませんが、そうではありません。
一番上は、実は辞めやすいんです。
理由は、引き留める人がいないからです。
委員長が辞めると言うなら仕方ない。
と意外にも他の役員も納得してくれたり、
代わりに委員長は僕がやりましょうか?
と、言ってくれる部下もいました。
しっかりと部下との信頼関係を
作っておく必要がありますが、
最も辞めやすい役職は委員長だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕は4年間の組合役員生活で
いろんな役職を経験しましたが、
- どんな小さな組織であっても委員長が良い
- 労働組合役員であるメリットを享受するには委員長一択
だと実感しました。
理由は4つ。
- マネジメントが学べる
- 人前で喋る機会が増える
- 会社側に注目される
- 実は辞めやすい
マネジメント、
人前で話す時の発信力といった
経験値だけで委員長が良いと
言っているわけではありません。
会社側に自分を注目してもらうチャンスだ!
ということを認識しておきましょう。
また、意外にも委員長というのは
上から言われることが少ないので、
実は辞めやすいということも
頭に入れておいてください。
僕が辞める際に実感しましたが、
引き留められることが少ないです。
よくよく考えれば、
自分が引き留めようとすることのほうが、
はるかに多かったです。笑
今のところ転職を考えていない
そんな方であれば、
会社の経営を現場から支えていくことのできる
労働組合役員はメリットがあると思います。
そして、どうせ組合役員をやるなら
委員長をぜひ目指してください。
きっと今までの会社員生活では
見えなかった景色が見えると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!