こんにちは。2歳の子を育てている専業主婦のみどりです。
息子を出産する前にネントレのことを少し知っておこうかと思い、1冊だけ読んだ本があります。
こちらの「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」
ネントレを実践してみて、息子が2歳になって振り返った今、成功と失敗?が見えてきました。
何をどう実践してこのような結果になったのかをお伝えします。
「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」
著者
清水悦子さん。夜泣き専門保育士。
元理学療法士で出産を機に退職。
長女の夜泣きで育児ノイローゼ状態になったことがきっかけで夜泣きについての勉強を始め、保育士資格も取得された方です。
概要
夜泣きの理論的背景から始まり、安眠のための簡単3ステップ・1日の安眠スケジュール・寝かしつけ・母乳と眠りの関係が各章に書かれており、眠りや夜泣きについて詳しく書かれています。
すぐに実践できる内容も紹介されており、妊娠中の方、育児中の方、配偶者の方にもオススメです。
我が家で実践した内容
妊娠後期にこの本を読み「よし!やってみるぞ!」とやる気に満ちあふれていましたが、実際に子どもが産まれると正直それどころではなかった。
とにかく何事もなく無事に子どもを生かして1日を終えるのに必死だったので、「これしかできない!簡単にできそうなのだけやる!」というものに絞ってネントレしました。
要約すると以下の2点です。
産院退院日から夜7時以降は部屋を暗く
生まれたばかりの赤ちゃんには昼夜の区別がなく、(中略)生後3~4ヶ月までに地球時間に合わせることができるようになって、昼と夜の区別がつくようになります。
「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」p30
生まれてすぐの赤ちゃんは体内時計が働いていません。
大人のような地球時間に合わせた体内時計を働かせる為には練習が必要。
- 朝昼は明るくにぎやかに、夜は暗く静かに
- 朝は7時までに起こす
著者が述べている練習のうち、この2点ならなんとかできるぞと思い、実践しました。
産院に入院中は、夜中の授乳を孤独に授乳するのがとてもしんどくて、照明バッチリ明るい授乳室に行っていたので実践できず。
退院した日から夜7時以降は部屋を暗くするようにしました。
豆電球の灯る部屋でオムツ替え、授乳、ミルクの調乳もしました。
何度ミルク粉をこぼしたことか…
夜7時以降部屋を暗くすると、自分も早く寝ないと!という意識になるので、早めに就寝するのが習慣になりました。
夜7時の授乳・ミルクが終わればそのまま寝かしていたので、朝は早起き。7時までにはほぼ起きていました。
寝かしつけは布団に寝かしてトントン
無意識にママが始めた寝かしつけの方法を、赤ちゃんは生まれてからすぐ、安心して眠るための条件として覚えていきます。
「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」p108
その結果「いつも同じように寝かせてくれることを強く望む」のだとか。
夜中に目を覚ましてしまった時も同様と。
例えば「いつも立って抱っこゆらゆら」で寝かしつけしているのに、「疲れたから今日は座って抱っこしよう…」とするといつもと違う寝かしつけなので赤ちゃんは怒り出すのだとか。
赤ちゃんを寝かせるためには、抱っこしたり、おっぱいをくわえさせないといけないというのは、ママがそう思い込んでいるだけで、苦労せずに別の方法で寝てくれるようになる場合も多くあります。
「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」p120
私も思い込んでいました。ドラマとか漫画でも立って抱っこでゆらゆらしてますもんね。
- 赤ちゃんが安心できる寝かしつけ方法であれば、どんな寝かしつけ方法でもよい
この本を出産前に読んでいた私は、「夜中に立って抱っこゆらゆらはキツイ…。トントンだけで寝ないかな?」と考えていたので、布団の上に寝かしたままお腹をトントンする寝かしつけ方法をしてみることに。
新生児の頃は、なぜ泣いているのかもよく分からず、トントンだけで寝かしつけするのはしんどかったので立ってだっこしたり、添い乳をしたり、抱っこで部屋の中をうろうろ歩き回ったり…。
生後2,3ヶ月の頃から、息子の機嫌がよい時は布団に寝かせてお腹をトントンしていました。(だめな時は色々な方法を試行錯誤)
実践した結果
昼夜逆転をしなかった
夜7時以降は部屋を暗くし、朝や昼のお昼寝はカーテンを閉めずに明るい状態を保っていると、うちの息子は昼夜逆転しませんでした。
夜中は何回も起きてましたし、一時おっぱいを飲ませながら寝かしつけをしていた時は1時間おきに起きていた時期もありめちゃめちゃしんどかったですが、夜中何時間も覚醒している日は数えるほどでした。
抱っこトントンでは寝なくなった
これはネントレの失敗と言っていいのか分かりませんが、本を読んだせいか抱っこトントンは最終手段にしようという意識が私の中にはずっとあったので、今でも息子は抱っこトントン=寝かしつけとは認識していなさそうな…。
卒乳し、おっぱい寝かしつけができないので抱っこトントンしようかな~と思いやってみましたが、抱っこしただけで嫌がってトントンできません。
私の寝かしつけ方法ですが、可能な時は寝かした状態でお腹トントン、月齢が進み授乳中に寝落ちすることが多くなってくるとおっぱいを飲ませて寝かしつけしてしまい…
寝かしてトントンの寝かしつけ方法をずっと継続は結局できませんでした。
成長に合わせて寝かしつけ方法も変えていくのが私には合っていたのかも…。おっぱい飲ませて寝落ちが楽ですもんね、夜中頻回に起きますけど。
ちなみに現在の息子の入眠ルーティン、本を一緒に読んだ後、自分で遊びながら布団中を転げ回り、疲れた頃に私の横に来て眠りについています。
寝るまでにめちゃめちゃ時間がかかるので、抱っこトントンで早く寝てくれたら楽なのにな~なんて思いつつ、これが息子の入眠スタイルなので毎晩付き合っています。
まとめ
ネントレの本を読んで実感したことは
- 育児方法は結局は我が子に左右される。本に当てはめすぎず我が子を大事に。
- 知識として持っておいて損はないが参考程度、できるものだけ実践。
- 実践した結果が全て成功するなんてことはない。
妊娠前に読んだ時は「すごい!やってみよう!」と引き込まれていましたが、実際子育てしてみると読んだ後の感じ方も変わるな、と。
知識として知れたことで、寝かしつけに対する未知の恐怖はなくなっていたので、読んでよかったとは思いますし、実践してみて分かったこともあるので実践もしてみてよかったです。
気になる方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。