こんにちは、きいろです。
私達は今年春の引っ越しを目指して準備してきました。
- 物件探しは半年前からスタート
- 良い不動産屋さんを探すために3社から、合計5軒の内見
- リベラルアーツ大学さんや賃貸トラブルたすけ隊さんのサイトを読み込み、知識武装
準備として取り組んだ結果、良い仲介業者・良い物件の空きを知ることができたのですが、あまりに早まってしまい入居前の家賃交渉のタイミングを逃してしまいました…
ということで、今回は入居前の家賃交渉のタイミングと自分たちの失敗談を賃貸トラブルたすけ隊さんの記事を参考にご紹介いたします。
入居前の家賃交渉のタイミングは契約前ではなく、申込前
重要なので、題名と同じ内容ですが繰り返します!
入居前の家賃交渉のタイミングは契約前ではなく、申込前です。
契約前ではなく、申込前…
学習はしていたもののイマイチ自分が違いを理解できていなかったんだなぁと思います。
それでは「申込」というのは、いったい契約とはどう違うのでしょうか?
申込とは?
入居できるか(家賃が払えるかどうか)の審査を保証会社にお願いする段階のことを言います。
賃貸物件を決めた段階で行う最初の手続きです。
それでは、ここで出てくる保証会社とはどんな役割をしているのでしょうか?
申込先である保証会社とは?
保証会社は、家賃を滞納した時の家主の為の取り立て屋さんです。
申込をした人の収入や借りる予定の建物の家賃等を含めて、借りる側が家賃を払えるか確認しています。
保証会社といっても自分たちが家賃を払えなくなった場合に保証してくれるのではなく、家賃滞納などで困った家主さんを助ける役割をしています。
夜逃げや家賃滞納で泣き寝入りした家主さんがおられたのがきっかけだそうです。
私達が勘違いしていたこと
私たちは、「申込むことで物件を確保して、契約までに家賃交渉できる」と勘違いしていました。
その原因は、申込というステップを理解していなかった事に尽きると思います。
先ほどもお伝えしたした通り、申込をした段階で保証会社が借りる側が家賃をきちんと払えるか確認しています。
つまり、申込時点で家賃の情報はすでに保証会社に送られています。
実際には申込後に交渉自体はすることができますが、家賃を変えるのであればもう一度保証会社が家賃を払えるかの審査をやり直さなければなりません…
不動産屋さんの立場で考えてみてください。
もう一度書類作り直して審査し直しは、面倒なことですよね?
なんとか退けたほうがスムーズですよね?
ということで、仲介業者は交渉しているフリをするということになります。
保証会社という相手もいることなので、尚更面倒という感じですね…
申込時点での業者側と借りる側の考えていることの違いについて
実は、家主としても申込=その内容でオッケーだという認識しているとのことです。
つまり、業者側と借りる側では、申込時点で内心にこれだけの差があります。
- 仲介・保証・家主:
→金額はもう決まった!あと細かいところを詰めて、契約書サインもらうだけだ!
- 借りる側:
→住むところは決まった!ここからが値切れるチャンスだ…!!!
業者側とこれだけ思ってる事に差があれば、値切っても成果がでないですよね…
なので、賃貸トラブルたすけ隊さんは申込前の段階で相場等を比べた上で、○○円なら申し込みます!と伝えることをオススメしています。
申込のタイミングは突然やってくる
これは、実際に「長期間にわたって物件を探す」という経験をしなければ気づかなかったかもしれません…
日々更新されるため物件探しにアンテナを張っておくのも大事ですが、早い段階で物件を決めた後の流れもしっかり頭に入れておく必要があると感じました。
自分たちは家賃交渉の事は「その時になってから対策したらいいか」と、サイトに書かれている内容をざっくりとしか把握していませんでした。
申込前に落ち着いて家賃交渉などを行えば済む話ではありますが、希望していた物件が実際に空くと意外と慌てるものですよ。
ややこしいですが、時系列で書かせて頂きます。
別の物件の内見をお願いしていた前日にメールにて第一希望の物件が空室がでそうだという旨の連絡を頂きました。
この時にもっと家賃交渉について調べておけばよかった…
翌日の内見後、詳しい写真は店で見せるとのことで店舗に連れて行ってもらいました。
いろいろ空室が出る予定の部屋の写真を見せてもらったあとに申込(?)書類を頂きました。
一旦店舗の外に出て家族会議…
ぼったくられていないかチェックしました。
すでに内見に行った時点で別の物件の見積りを確認していたので不当な請求をされていないのは知っていましたが、ぼったくられていないか最終チェックをしました。
この雰囲気…絶対にカモられてると自分たちも感じていたので…(笑)
すると以下のことが確認できました。
- 前回同じ間取りが空室だったときより5000円安い
- ネットで調べた2年前の情報では、提示された価格より10000円程家賃が高く借りられている
- ネット情報では、提示された価格より2000円安く借りている人がいる=交渉の余地あり
- 空室情報はその時点では他のサイトには出ていない
上記の内容に気づくことができたので、申込することにしました。
あとで家賃交渉はできるものだと勘違いした状態で…
ああああ、本当に詰めが甘いですね…
良い不動産屋に出会えたおかげでぼったくられていることはなく、相場より安い条件で希望していた物件を借りることができましたが、まだ交渉の余地もあったと思うと悔しいです。
ぼったくってくるような悪い不動産屋さんでないことは分かってますので、この悔しさを2年後の更新の際に活かしたいと思います。
この状態で値切っても成果が出にくそうですし、仲介業者さんと良い関係を築いていきたいと思ったので!
火災保険については、しっかり交渉します!
物件探しは約半年じっくりと行ってきましたが申込書を記入するタイミングは急にやってきます。
内見に行く際は特にですが、物件を契約するまでの流れをしっかりイメージしておきましょう。
まとめ
今までの「ただ言われるがまま」「無知のまま」の物件探しに比べると格段に自分たちが進歩したのは感じることができましたが「詰めが甘かった」「あと一歩」という印象です。
知識武装をしても全てを実戦する難しさを実感しました。
引っ越しは人生で何度もあることではありませんので、どうしても不動産屋さん有利に進むことが多いと思います。
入居前の家賃交渉は申込前だということはしっかり頭に入れて物件探しに取り組むといいと思います。
僕たちの失敗・勘違いの経験が読者の皆様の糧になると幸いです。
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