こんにちは、2歳児の子育て中サラリーマン、きいろです!
子どもはイヤイヤ期真っ最中です。
イヤイヤ期になってからの僕個人の悩みが、「『お母さんじゃないとイヤ!』と子どもに言われることがイヤなこと」です。笑
妻・みどりは専業主婦なので、子どもと接する時間が全く違います。
どんな遊び方をしているかをしているかも、分からない時もあります。
父親が家にいる時は、父親は家事をして、母親は育児に専念したほうが良いのか?
父親はいったい何をすべきなのか?
と思っていた時に手にとった本がこれです。
本日は第2章の要約・感想を書いていきます。
父親にしかできない具体的な役割
本書で挙げられている具体的な役割を4つご紹介します。
- 母親の「除菌主義」からガードする
- 言葉の力をつける環境作り
- ボードゲームの感想戦
母親の「除菌主義」からガードする
父親が子どもとの直接的な関係の中でできることの一つが、母親と子どもの近すぎる関係から開放することだそうです。
これは特に男子の子育ての際に重要になります。
母親は、子どもを守りたいという気持ちが強すぎるあまりに「除菌主義」になってしまうところがあります。
そんな母親に対して父親から「男の子なんだから、少し危ない目にあっても自分でなんとかさせないと」と、時には言う必要があります。
母親から「心配じゃないの?」と言われることもあるかもしれません。
しかし、母親がいないと何もできない、自立できない子どもにしないための重要な役割です。
過保護になってしまうのも、ダメなのは分かるし、
母親の気持ちも分かる。
線引きがとても難しいところだと思います。
言葉の力をつける環境作り
学習面で父親のほうが向いていることの一つは、家庭の言語環境を良くすることです。
家庭内での言語環境は、学力に一番大きな影響を与えると筆者は長年の経験から感じているとのことです。
これは、上品な言葉遣いができるか、という問題ではありません。
- 表現したい内容と言葉が一致しているか
- 会話になっているか
という点を重視して確認してあげることです。
論理的に話すことに向いているのは、距離が近すぎない父親だそうです。
たしかに距離の近い母親なら、「行間を読む」ということができそうですね。
父親にはきっちり説明しないと伝わらないような気がします。
相手の話の要点を掴む習慣は、読解力に繋がります。
読解力がないと、国語に限らず、問題が高度化していくことに耐えられなくなってしまうそうです。
ここでも大切になるのは、「今日は学校で何をしたの?」などと子どもの話をしっかり聞くことだと思いました。
前回の記事にも書いたように、子どもの様子を聞くことが母親の安心にも繋がりますし、質問に対する子どもの回答が合っているか確認することができます。
ボードゲームの感想戦
父親にオススメの子どもとの遊びとして挙げられるのが、囲碁や将棋などのボードゲームの感想戦です。
感想戦とは、将棋などボードゲームを行ったあとに、「どうしてここに打ったの?」と問い、振り返ることをいいます。
学力の根幹の一つといってもいい「論理的思考力」が身につきます。
論理的思考力は、ただゲームをするだけでは養われません。
ゲームを内容を振り返ることで、身につきます。
「どうしてこの時ここに打ったの?」と繰り返し聞いて掘り下げていくことが大切です。
子育てでやってはいけないこと
父親によく見受けられる「子育てにおいてやってはいけないこと」についても書かれています。
- 自分の経験だけで子育てをする
- 子どもに「早くして」という
- 公園でスマホは見るな!!
自分の経験だけで子育てをする
勉強ができたタイプの父親に多く見受けられるそうです。
「どうしてそんなこともわからないんだ!」となってしまうと。
自分の子どもであっても別人格。
経験主義で子どもを育てることは不可能だと認識する必要があります。
子どもに「早くして」という
これは父親に限ったことではありませんが、子どもに相対する時に大切なのは、「待たなくてはならない」ということです。
子どもは何事にも時間がかかります。
親がイライラしていると子どもの気持ちは離れていきます。
「待つことこそ子育て」だと肝に銘じる必要があります。
公園でスマホは見るな!!
す、すみません…!!
たま~に見るくらいやけど、見てないわけではない…
子どもは「お父さんと遊びたい」というシンプルな気持ちです。
家族にも自分を優先しているという態度が不信感に繋がってしまいます。
父親は家庭の方針を決める舵取り役
「しっかりと家庭での軸を決める」という点で、父親は舵取りの役割も求められます。
夫婦で意見をすり合わせておくことが大切です。
進路について
父親に求められるのは「決断する」という役割です。
母親のほうが教育熱心ということが多いですが、母親同士のネットワークに巻き込まれてしまうことが見受けられるそうです。
中には、「中学受験だけで人生が決まってしまうわけではない」といったことも見えなくなってしまう場合もあるとのことです。
父親が子どもに関わるという意味でも、父親がリードして家庭の方針を確固たるものにする必要があります。
ブレない方針を決めることで、母親の安心感にも繋がります。
誉め方・叱り方
筆者は、このように考えられています。
大前提:親の哲学がブレないこと
叱り方は、「厳しく、後を引かず」
誉め方は、「親の哲学が反映されていること」
ただし誉め方に関しては、注意点があります。
それは、勝負ごとの結果を見て誉めてしまうこと、だそうです。
勝ったことを喜びながらも、頑張ったことにフォーカスしてあげることが大切です。
勝ったときだけ誉めると、負けたときに子どもが辛くなってしまいます。
大人になってからも、頑張っていても結果がでない時ってありますよね。
結果だけを見るのではなく、しっかりとプロセスも見てあげたいですね。
誉めるポイントは、子どもの伸ばしてあげたいところや大人になってから武器となるところ。
しっかりと夫婦で話し合って、実践していくことが大切です。
まとめ
父親として、育児にどう関わっていけばいいのか?
と考えているときに取ったのがこの本でしたが、やるべきことが徐々に見えてきました。
距離が近すぎないからこそ、できることがあるのだ。と知ることができました。
僕自身としては、元々無意識に取り組んでいたものの
- 仕事に出ている間に、あった出来事を子どもからしっかり聞く
- 「待つ」ことを前提に、時間に余裕を持った行動する
- 公園でスマホは見ない(笑)
に継続して取り組んでいきます。
特に父親として今やるべきことは、言語能力に関する部分の「質問にあった回答ができるか」というところではないかと思います。
質問の要点を掴むことがコミュニケーション能力・読解力に繋がります。
日常会話がいかに子育てにおいて大切か知ることができました。
子どものために何かやってあげないといけない、と思っていましたが、日々取り組むことは意外とシンプルなのだと思いました。
続編はこちら。
気になった方は、是非1度読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!