こんにちは、きいろです!
子どもが2歳になり、イヤイヤ期真っ最中です。
イヤイヤ期になってからの僕個人の悩みが、「『お母さんじゃないとイヤ!』と子どもに言われることがイヤなこと」です。笑
妻は専業主婦なので、子どもと接する時間が全く違います。
どんな遊び方をしているかをしているかも、分からない時もあります。
父親が家にいる時は、父親は家事をして、母親は育児に専念したほうが良いのか?
父親はいったい何をすべきなのか?
と思っていた時に手にとった本がこれです。
少しずつ読み進めて、共有していきたいと思います。
著者の紹介
著者は「花まる学習会」という塾を運営する、高濱正伸さんです。
「メシを食える大人に育てる」という理念のもと、20年以上の運営実績があります。
今回の著書では「花まる学習会」で親に行ったアンケートなどをもとにした、著者の経験談も多く含まれています。
家族の何割がうまくいっていない??
著者は約9割の家族がうまくいっていない!と感じるそうです。
学習会で話を聞くと、ほとんどの家族が
- 母子一体となってしまい、父親が妻にも子どもにも見放されている状態
- 夫婦ともに子どもを大事にしているが、夫婦同士の距離が離れている状態
に該当してしまっているような状況です。
父親がやっぱり孤独なのか…
と思うかも知れませんが、母親も同じように孤独なのです。
原因は、共働きや地域コミュニティの希薄です。
家庭環境が変化して、距離ができやすい状況になってしまっています。
しかし、子どもが成長するためには、生活基盤の安定が不可欠です。
家庭環境と安定した子どもと、そうでない子の学力の成長スピードが違う。
著者は長年の経験から実感しています。
なんとなくは、わかっているんやけど…
と思う方は、僕だけではないはず!
実際に何をどうすればいいのでしょうか?
父親がすべきたったひとつのこと
子どもを伸ばすために父親がまず取り組むべきことは、ただ一つ!
夫婦関係をよくすることです。
ええー!
ベクトルは、子どもに向かってたんですけど!
ってなってしまいました。笑
2013年にアメリカ・ハーバード大学が「何が人を幸せにするか?」という研究結果を出しました。
75年間268人の男性を大学~社会人になるまでを追跡したものですが、
IQに仕事の成功は関係なく、幼少期に母親と温かい関係を築けた男性とそうでない男性に年収に日本円にして平均890万円もの差が出ています。
良好な家庭環境が温かい人間関係を築くスキルとなり、人間関係の構築が仕事での成功に繋がっていると言えそうです。
母親は神経をすり減らして子育てしている
2011年に朝日生命が、12歳までの子どもを持ち働く母親1000名にアンケートを取りました。
結果は…
- 「自分・夫・子ども」を大切に思う比率
→自分20.8%・夫17%・子ども46.7%
- もしものことがあった場合の一番の心配ごと
→子どもの世話:89.9%
夫のことはさておき(笑)、それだけ子どものことを大切に思っているということがよく分かります。
しかし、母親が常に子どものことを考え、心配するあまり、子どもとの精神的な距離が近くなりすぎてしまい、瞬間瞬間で冷静に接することができなくなってしまいます。
母親から、
叱るつもりはないのに自分の心をコントロールできない…
「誉めて育てることが大切」と分かっていながらも誉められない…
といった相談が著者には多く寄せられているそうです。
そんな時に母親と子どもの間に入っていけるのが、父親です!
父親が母親の気持ちを受け止め、子どもになにかあれば夫婦で共有できれば、状況は変わります。
まずは、母親の心配ごと、子どもの状況を聞くことから始めると良いとのことです。
母親の不安を取り除くことで、母親が笑顔になる。
家庭環境が良くなることで、子どもの成長に繋がるということをしっかりと理解することが大切です。
父親は母親のよきサポーターになれ
なるほど~。
母子関係が大切なら、家事を中心にやってたらいいんやろか?
と思ってしまいがちになりますが、家事・育児を分担することだけではないそうです。
著者の持論として、家庭での父親の第一義的な仕事は「妻を笑顔にすること」です。
家事・育児を分担するだけでなく、「妻のことを思っている」と伝えることでも効果的なのです。
母親を対象に学習会内で行ったアンケートでは、「特別なタイミングでなくてもお土産を買って帰ってくると嬉しいか?」という質問に9割の方が「嬉しい」と答えたそうです。
妻が好きなお菓子やデザートを、たまに買って帰るのは効果的なんですね!
ちなみに僕が最近渡したプレゼントはこちら。
平凡でも小さな思いやりが妻の心の安定、ひいては夫の幸せにも繋がります。
子どもが不登校になってしまった場合は…?
子どもが不登校になってしまった場合、カギを握るのは夫婦関係だそうです。
夫婦関係が良くないと、子どもは自分が不安に思っていることを話せません。
「お父さんに話しても意味がない」「お母さんは自分のことに精一杯」
となってしまうのです。
このような場合、父親が子どもを大切に思っていることを言葉で伝えることと良いそうです。
例えば、「今日の運動会の練習どうだった?」など。
子どもは「自分のことを見てくれている」と感じ、母親は「子どもに関心を向けてくれている」と感じるので、母親の気持ちも安定しやすくなります。
まとめ
子どもの心身の成長にとって必要不可欠なのは、母親の笑顔ということがよく分かりました。
当然といえば当然ですが、父親としては「子どもに何をしてあげられるか?」を考えがちだったので、違った視点に気付くことができました。
妻・みどりに確認したところ、「日頃よく話は聞いてくれている」とのことですが…
まだ言いたいことはありそうでした。笑
僕としては、
- 日頃に状況を話し合うのは特に意識をすることなく今まで通り行う
- 毎月1度の家計確認などを行う家族会議で、子育てについて話を聞く時間を設定
に取り組みたいと思います。
しっかりコミュニケーションを取って、ブログも生活も充実させていきたいですね。
続編はこちら。
気になった方は、是非1度読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!