こんにちは、2歳児の子育て中サラリーマン、きいろです!
子どもはイヤイヤ期真っ最中です。
イヤイヤ期になってからの僕個人の悩みが、「『お母さんじゃないとイヤ!』と子どもに言われることがイヤなこと」です。笑
妻・みどりは専業主婦なので、子どもと接する時間が全く違います。
どんな遊び方をしているかをしているかも、分からない時もあります。
父親が家にいる時は、父親は家事をして、母親は育児に専念したほうが良いのか?
父親はいったい何をすべきなのか?
と思っていた時に手にとった本がこれです。
今回は第4章、『父親が伝える「生き抜く力」』について要約していきます。
第1章から読みたい方はこちら。
父親が子どもに対してやるべきこと
子どもが孤立せずに社会で生き抜くための自信をつけるには、父親が子どもを外の世界に触れさせる必要があります。
その中で著者が必須だと考えていることは、以下の2点です。
- 子どもと遊ぶこと
- 勉強を教えること
「当たり前やん!」と思ってしまいがちですが、子どもと一緒に遊ぶ・勉強するというのが大切なのではないかと思います。
子どもと遊んでいる父親のことは、母親も信頼しています。
母親に対してうまく接することができなかったとしても、子どものことは大事にしている。
それが伝わるだけで、信頼に値するのです。
例には小学2年生の子どもを持つ父親が、スポーツ少年団の活動に積極的に同行していることが挙げられています。
子どもと一緒にスポーツの練習をする、活動に同行するというのも立派な「遊び」なんだと思いました。
遊びともに父親におすすめしたいのが、勉強を教えることです。
特に算数の文章題では、論理的に思考する力が問われるもので父親にも向いています。
正直、算数の文章題めっちゃ苦手だったんですが…
僕の私見ではありますが算数の文章題だけに縛られるのではなく、子どもと一緒に勉強する、というのが大切だと感じました。
父親とはキャッチボールをしたり、いろんなところに遊びに連れて行ってもらった記憶はありますが、勉強を教えてもらった記憶はあまりありません。
僕の父親もたまにこのブログを読んでいます。
もし勉強を教えてくれていたら、ごめんなさい(笑)
勉強しろ!と言われても、言った人が自分の時間を楽しく過ごしているのであれば、子どもとしては勉強する気にもならないような気がします。
「おおらかな母親」に共通して言えることは?
著者が生徒の母親と面談する上で「このお母さんは安定していて、おおらかで、余裕があるなー」と感じるときがあるそうです。
そういう家庭に共通していえるのが
- 父親が子どもと遊んでいること
- 父親が母親の話にちゃんとうなずいていること
- 母親の相談ごとを父親が受け止めていること
だそうです。
母親の心の余裕と夫への信頼感というこの2点を取っても、子ども遊ぶことの効用は大きいと言えます。
子どもと遊ぶことが母親の夫に対する信頼感に繋がる、というのは、僕も含めてですが意外と見逃しがちになるのではないでしょうか?
僕としては、「妻が子どもを見ない時間を作って息抜きをしてもらおう」と思っていたので、単なる妻の休憩時間の確保ではないのだと実感できました。
著者は、「自分が父親に遊んでもらった記憶がないから、どう遊んであげると子どもが喜ぶかが分からない。その苦悩の中で必死に努力しているのが今の父親だ」とおっしゃっています。
しかし上手に子どもと遊んでいる方も学習会の中にいるようで、父親が2泊3日で子どもと2人だけでキャンプにいったという話も紹介されています。
自分達が得意な分野の遊びに連れて行く、というのも、子どもに取ってはいい経験になるのだと感じました。
大人になったらまた大人同士の付き合いができるかもしれませんが、そうなるためには子どもの頃から一緒に過ごしておくことが大切なのです。
このフレーズはグサッと刺さりました。
大人になってから子どもと疎遠になるなんて嫌ですよね。
同世代でも、親と仲が良い人もいれば、親が嫌いだと言っている人もいます。
子どもとの付き合い方は、小さい頃からの積み重ねだと改めて感じました。
「生き抜く力」を伝えるために親がやるべきこと
これは大人の本音を伝えるということです。
子どもは、生きるってそんなに甘くないということを、信頼できる大人の口から聞きたいと思っています。
それができるのは、一番近くにいる親です。
厳しい現実を伝えるとともに、それでも自分には家族がいて今は幸せだ、という姿を示してあげてほしい。
ツライことがあっても生きるって素晴らしいことだというメッセージを伝えてほしい。
例えば、「社会人の厳しさ」というのは子どもには伝わりづらいのではないのでしょうか?
僕が10歳の頃に父親が体調を崩していたことがあったのですが、当時はどういう病気なのか、大丈夫なのかも分かりませんでした。
大学生くらいになってから父親に聞いたみたら
「仕事がうまくいっていた分、ノルマも上がっていった。ノルマを達成しようとして、自分が売りたい商品よりも単価のいい商品ばかり無理に売ろうとしたら病んだ(笑)」
と教えてくれました。
もうすぐ社会人という時期でもあったので、就活前に「リアルな仕事の体験談」を聞けたのは、とても嬉しかったです。
人生の本音を話すのにはタイミングがあるそうで、11歳~18歳だそうです。
本書に書かれていた年齢別の育て方です。
4歳~9歳
- あふれんばかりの愛情で育て、基本的しつけをする
- 基礎の基礎を「習慣」にさせる
(約束・を守る、学校に遅刻しない、友達とケンカをしたら謝る、など)
10歳…過渡期
11歳~18歳
- 「人生の本音」を伝える
(能力差、モテ度の差、騙したり、ずるい人間もいる世の中の体験談など)
なお、本音を伝える場合は同性同士の親子のほうがいいようです。
仕事の話だけではなく、恋愛の話なども、とても参考になるのではないでしょうか?笑
「いじめられる要素」のない子にする
やっぱり親としては、自分の子がいじめられるのはつらいですよね。
そもそも、いじめられない子というのは、「毅然とした態度がとれる子」です。
「やめてよ」と毅然と言える子を相手に、いじめは続かないのです。
毅然とした態度が取れる子は、何か一つでも自分に自信があります。
速く走れる、といった分かりやすい特技がない子は、それを見つけて伸ばしてあげるのが親の役目です。
子育ての基本は、自信を持たせることだ、と著者はいいます。
「自分は価値のある存在だ」と子どもに思ってもらうのが、親の仕事なんだと再認識できました。
まとめ
思ったことをつらつらと…
いろいろと参考になることはたくさんありましたが、(子どもよりもまず母親に目を向けるとか…)
やはり、従来の「男は仕事、女は家庭」という思考ではうまくいかず、父親は家族ともしっかり向き合うことが大切なんだと改めて感じました。
昔は「男は仕事、女は家庭」でうまく回っていたのは、自分達の親世代が同居していたからだったり、妻が我慢していたからだと思います。
核家族世帯が広がった今では、通用しません。
コロナの影響で仕事に対して不安を持っている父親は、僕だけじゃないはずです。
僕自身も先がまったく見通せなくなりました。
なんとか家族を養うためにも仕事にコミットしたい、副業も始めたい、今こそ頑張る時だ…と思うのは当然のことだと思います。
だからといって家族のことを放っておいては結局うまくいかない…
仕事と家庭を上手に両立させることが、今の父親には大切なんだと感じさせてもらいました。
僕の息子はまだ2歳…
寝かしつけにも時間がかかります。
妻だけでも寝かしつけをしようとすると、お父さんも!と言われ、1時間くらい寝たふりをしたり、知らん間に寝ていたり…笑
もっと効率的に!と思ってしまいがちですが、一歩ずつ進んでいきましょう~
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
気になった方はぜひ読んでみてください!