こんにちは!
2歳児を子育て中のサラリーマン
きいろです。
2歳くらいになって始めるトイレトレーニング、
順調に進まない、というご家庭は
多いのではないでしょうか??
私達家族も同じく
あまり進んでいなかったのですが、
つい先日、初めてトイレでおしっこできました!
まだ一度しかできていないので
この先もトレーニングが必要になりますが、
話題の教育書『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』の
トイトレに関する内容が参考になると
感じたのでお伝えしたいと思います。
本全体、トイトレに関する記述から
特に重要だと感じたのは3点です。
- ご褒美シールはできるだけ使わない
- うまくいったことを具体的にほめる
- 達成感を共有してあげよう
今回の記事は、現在トイトレがあまり進んでいない
ご家庭だけでなく、これから始めるという方にも
ぜひ読んでいただきたい内容です。
一緒に勉強していきましょう!
ご褒美シールはできるだけ使わない
トイレトレーニングでご褒美にシールをあげる、
というのは、よく使われる手法ですよね。
私達もこの本を読むまではご褒美シールを
あげるように準備していました。
しかし本書では、ご褒美シールをあげる手法は
逆に思わぬ面倒を招くかも知れない、と
警鐘をを鳴らしています。
その理由は…
体のサインを無視してしまうことに
つながる恐れがあるから。
本来大切なトイレに行きたいという感覚が身に付かず
シールをもらう為にトイレに行くことになってしまうのです。
上手にできないと、子どもはご褒美がもらえず
ダダをこねる。
そして親子共々フラストレーションが溜まる。
我が家でも実際、本書に書かれているような
最悪の状況になってしまいました。
- トイレに座るところからスタートする
- シールを欲しいと言い出す
- 「おしっこできたらね」と言うと怒る
- 仕方がないのでトイレに座れたという理由で渡す
- 1~4を繰り返すだけ
結局、何も進みませんでした。泣
本書を読んで、ご褒美シール制度をなくしたところ
しばらく経ってから、自分でトイレに行くと
言い出して、先日初めてトイレでおしっこすることができました。
本人が体のサインに気付くということが
何より重要だと実感しました。
褒美をあげるというデメリット
トイレトレーニングに限らず、
ご褒美をあげて子どもに行動を促す
というのは、よく使われる手法です。
「アメとムチ」という言葉は
よく聞きますよね。
本書によると、これにはデメリットがあるそうです。
それはあげ続けないといけないということ。
ご褒美を与えれば与えるほど、
褒美への依存が強くなり、
褒美を与え続ける必要が出てきます。
本書では、100点の子どもにご褒美を渡す
例が示されています。
小学生の子どもに100点を取ったから、1000円を渡すとします。
その子が高校生になったら、どんな褒美で満足するのでしょう。
つまりイタチごっこなのです。
トイトレに限らず、この先にも
色々と覚えてもらいたいことがあると思います。
例えば、自転車の練習だったりとか。
これは極論ですが、最悪の場合だと
何を練習するにもご褒美が必要になる
なんてことになるかもしれません…
ご褒美シール制度をなくすタイミング
デメリットはわかった!
でも、もうご褒美シールでトイトレ始めてるよ…
という方もいらっしゃると思います。
これは本書の内容でなく、
実体験に基づくものですが
ご褒美シール制度をやめるには
シールがなくなるまで待つ
というのが一番辞めやすいと思います。
2歳くらいの子どもは自分なりの秩序を大切にします。
皆さんのご家庭でも
おやつはダイニングテーブルでなく
リビングで食べるなど、
何かしら子どもが自分でルールを決めたり
していると思います。
そのため唐突にやめるのではなく、
シールがなくなるまで待ってから
シール無しのトイトレをする方が
スムーズに進むと思います。
うまくいったことを具体的にほめる
トイトレも始めて、トイレでおしっこができた!
そうなると次は、トイトレを継続していけるように
子どもに対して親が適切に
声かけしていくことが重要になってきます。
本書では「プロセスほめ」というほめ方が推奨されています。
具体性に欠ける「すごいね」や
その人の能力をほめる「お利口だね」と
いったほめ方でなく、
努力・過程・試行錯誤した手順をほめる
というものです。
「プロセスほめ」のポイントの一つとして
「もっと具体的にほめる」ことが大切だと
本書で書かれています。
この「具体的にほめる」というのを
トイトレでも実践していきましょう!
「おしっこをトイレでしたら、パンツが濡れなかったね。」
「おしっこ出そうだなって、わかったんだね。」
などと具体的にほめてあげましょう。
具体的にフィードバックをもらったほうが
モチベーションが自然とあがります。
上司に「いいね」と言われるのと
「各章のまとめが的確で、非常に読みやすかったよ」
と言われるのでは、後者のほうが嬉しいですよね。
しっかり自分のやっている事を見てくれているのだな、
と感じますよね。
具体的にほめられるほうが嬉しいのは
大人も子どもも同じなのです。
達成感を共有してあげよう
トイレでおしっこできた、というのは
子どもにとっても非常に達成感のあるものだと思います。
この子どもの喜びを家族で共有するというのが
大切だと本書で書かれています。
ほめるというのは多くの場合、親の評価が伴いますが、
子どもは別に評価を求めているわけではありません。
喜び・興奮・驚きなどといった感情を、
大切な人と一緒にわかちあうことで、
自分の居場所 があるという感覚が生まれ、
幸せな気もちになるのです。
そのため、トイレに限らず
子どもが何かを達成したときは
ほめるという事だけに
こだわる必要はありません。
- うなずく
- 抱きしめる
- 笑顔で返す
これだけでも良いとのことです。
感想とアクションプラン
本書を読んで感じたのは
トイトレするために、褒美を使ってまで
急かすことはないのではないか
ということ。
本人が体のサインを感じることが
大切なのだと実感しました。
よくよく考えれば、トイレというのは
誰しもがいずれできるようになることです。
トイレに行くクセをつけていきながらも
体のサインを感じるまで
気長に待つことが
大切なのではないかと思います。
本人がやりたいと思った時が
絶好の成長するタイミングだと思います。
私達のアクションプランとしては
ご褒美シールは渡さずにトイトレを
継続していきたいと思います。
初めてトイレでおしっこができたのも
ご褒美シールをあげるのを渡すのを
辞めてからでした。
今ではシールを欲しがることもありません。
トイレでおしっこできた時のポイントとして
- 笑顔で、感情を共有する
- 具体的にほめることでやる気にさせる
という点を意識していきたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トイレトレーニングは、
なかなか進まないご家庭もあるかと思います。
私達の子どもも、トイレでおしっこをする
という一歩目が踏み出せず、
焦りを感じていました。
しかし、本書を読んでご褒美シールを
渡すことを辞めてから、ようやく
スタートすることができました。
今回の要約と私達の体験談をもとに
トイトレの悩みが少しでも
解決できることを祈っています。
なお、今回ご紹介した本は
トイトレ専門の本ではありません。
いろんな状況での声かけの仕方や
ほめ方叱り方のポイントなども詳しく書かれています。
参考になる点が非常に多いオススメの書籍です。
ぜひ一度手に取ってみてください。
最後まで読んでいただき
本当にありがとうございました!